同じ家でISDNとADSLを使うと干渉?

現在、一戸建てでISDN回線2本を利用しています。そのうち1本をADSL回線に替えたいのですが、相互に干渉しあって速度が低下する可能性はあるのでしょうか。

干渉とは、お互いの信号が漏れて、ノイズとして認識し、速度が低下する現象のことをいいます。最も干渉が起きやすいケースは、ISDN回線とADSL回線が隣り合わせで同じケーブル内に収容されている状態です。隣り合わせとはどういう状態のことを指すのか、詳しく見てみましょう。

 NTTの収容局からユーザー宅まで、多数の電話回線が束ねられてユーザー宅まで届きます。ケーブルの中は、ユーザー宅に近づくにつれ、ユニット、サブユニットと分かれていき、最後は電話回線2回線分を収容する小径ケーブル「カッド」の状態でユーザー宅に届きます。

 このカッドの中にISDN回線とADSL回線が収容されていると干渉が起きる可能性が高くなります。同じ家に2回線引いている場合、同一カッド内に収容されている可能性も高くなりますので、影響が全くないとは言い切れません。NTT東日本、西日本では回線の収容場所を変える「回線収容替え」というメニューを設けています。約2万1000円かかりますが、工事実施後に状況に変化がなければ工事費はかかりません。試してみてはいかがでしょうか。

●加入者系メタルケーブルの構造





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