キーボードの「~」が入力できない!?

「~(チルダ)」をキーボードのキーの刻印どおりに入力しても、Windows上では違う文字が表示されてしまいます。これはどうしてでしょうか。

日本語キーボードは製品によってキー配列が異なることがあります。なかでも、OADG(Open Architecture Developer's Group)が推奨するキーボードか、Widowsの仕様に沿ったキーボードが一般的です。

 OADGとは、90年代前半に、DOS/V普及を目的として発足した組織で、規格統一のためにキーボードなどのハードウエア仕様も策定していました。その仕様に沿ったのがOADGキーボードで、従来の日本語キーボード配列を基にしています。

 一方、マイクロソフトは英語圏では存在しない一部の文字をWindowsでは入力できないようにしています。Windowsは世界各国で使われるので、国ごとの違いをできるだけ抑えるためです。

 市販パソコンに付属するキーボードの多くはWindows仕様に沿ったキー配列ですが、まだまだOADGのキー配列も見かけます。ご質問のように「~(チルダ)」が入力できないのも、OADGのキー配列だからと思われます。それぞれのキーボードでは刻印の位置が異なります。チルダは、OADG仕様では「わ」のキーに刻印されていますが、Windowsでは「へ」のキーで入力します。

OADGが推奨する日本語キーボード
Windowsの仕様に沿った日本語キーボード
OADGキーボードでは「~」が「わ」の上に刻印されているが、実際には2つとなりの「へ」のキーで入力する。Windowsの仕様に沿ったキーボードだと正しい位置に刻印されている





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