HDDがいっぱいになってしまったときの対処法は

パソコンのハードディスク(HDD)の容量が、いっぱいになってしまいました。この場合、どう対処すればいいのでしょうか。HDDを増設するしかないのでしょうか。

パソコンに搭載するHDDの容量がいっぱいになった場合、外付けのHDDやUSBメモリー、CD/DVDディスクなどの外部記録装置にデータを移すといった対策があります。

 ただし、新たな機器ないし記録媒体が必要になるので、急にHDDの容量を増やさなければならなくなった場合では対応が難しくなります。

 そうした緊急回避的な状況では、Windowsの標準機能である、「ディスクのクリーンアップ」を実行するといいでしょう。

 ディスクのクリーンアップでは、さまざまな不要データや一時データを削除することで、必要なデータには手をつけずにディスクの空き容量を増やせます。

 具体的には、Webページへのアクセスを高速化するために、一度アクセスしたページを一時保存しているキャッシュデータや、アプリケーションなどによって作成された一時ファイルなどを削除できるのです。Windows 2000/XPでは、「ディスク クリーンアップ ツール」を使うことで簡単に実行できます。

●「ディスク クリーンアップ ツール」を使う
スタートメニューの「マイコンピュータ」の「ローカルディスク」を右クリックし、「プロパティ」を選ぶ。「ディスクのクリーンアップ」をクリック
ディスククリーンアップを実行すると、約9.3GBの容量を増やせることが分かる。削除する項目をチェックして「OK」をクリックすれば実行される

「詳細オプション」を選ぶと、通常のディスククリーンアップ以外に、追加でディスク容量を増やす方法を3種類実行できる

 ディスク クリーンアップ ツールは、「スタート」メニューから「すべてのプログラム」「アクセサリ」「システム ツール」とたどり、「ディスク クリーンアップ」に進むか、ディスク容量を節約したいドライブを「マイコンピュータ」で選び、右クリックから出現する「プロパティ」内の「全般」タブから「ディスクのクリーンアップ」をクリックすれば呼び出せます。

 ディスク クリーンアップ ツールを呼び出すと、使用することによって生じるHDDの空き領域の計算が始まります。ディスクのクリーンアップによって増やせる空き容量が分かるわけです。

 計算にかかる時間は、HDDの容量や使用済み領域の多寡によって異なりますし、増える容量は使用状況によって差があります。

 計算が終わると、増やせる空き容量と、削除対象のファイルが表示されます。削除対象の確認や、項目の詳細を確認することもできます。削除するファイルが確定したら、画面下部の「OK」をクリックします。これで、HDDの空き容量を増やすことができます。

 これ以外にも、「ディスク クリーンアップ」の「詳細オプション」タブからは、使用していないWindowsコンポーネントやプログラムの削除、不要なシステム復元ファイルの削除も可能で、HDDの空き容量をさらに増やすことができます。






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